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2011年2月


28日

あれ? 何か腰が痛い…。

やべぇ、歩くのにもやや支障が…。

ぐおお・・・何が原因だろう。


27日

クラブサンデーでタッコクが終わっちまったなぁ。

P2!と違って無茶な必殺技の応酬のある卓球モノで何度つっこみいれながら読んだことか。

あっちの世界のピンポン玉は相当温度変化にも通常の物理攻撃に対しても相当耐久性が高いと見える。

オルドライブの特製は理解したけど、うまい人ほど返せないというのは流石にねぇよ。

同じフォームで回転がまったく別というスキル持ったやつはありふれてるからまったく対応できませんって人は卓球に慣れていれば慣れているほどありえんのよ。

あれ、特製の説明なしのままのほうが素直に個人的には余韻を堪能できたよ…。

まあ、ツッコミを入れるのは無粋だとわかってるんですが、なまじ卓球をやっているとどうしてもね…。

さて、最終巻を楽しみに待つか。


26日

というわけで長らくお待たせしました。1位の発表です。

だらららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららら……(ドラムロール)

















































ジャン♪

建国には一にも二にもお金から。一介の高校生が気がつけば上場企業の社長に。そして気がつけば総理がこちらに頭を下げる立場になり核を保有するところまできてるんですけど(汗

1位

羽月莉音の帝国(ガガガ文庫)現在6巻まで発売中

来たれ、革命部へ!クーデターを敢行しちゃう部です!最終目標は建国!
私たちの国を作って、部長莉音が女王様として君臨します!これであなたも大臣だ!……
俺はそんな詐欺的な部に強制加入させられた。従姉の莉音に。ただの部活ではない。
莉音が部を法人化――会社にしたからだ。
俺たち部員は「創業に伴う初期投資」だかで借金300万円を背負わされ、
返済のためにゴミ漁りからコスプレ写真集づくりまでを休みなく手伝わされる毎日!
株式会社革命部とかいうブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界!
どうしてこうなった。

世の中を変えてみせるっ、世の中を面白おかしくして見せるっ、一番になってやるっ。

とか、部活モノで最初に意気込みを見せてそこに仲間達と笑いながら学生らしく切磋琢磨もしくは、傍若無人でめちゃくちゃな思考回路の人間に振り回されつつ…

って展開を描く作品は多々あれど、実際に現実的な手法で金を稼ぎ金を稼ぎ、傭兵部隊で軍事訓練して、時には株に手を出し、時には企業を買収…

と、徹底して資金稼いで本気で革命して建国しようとしている作品を私は他のメディア含めてその存在を知りません。ちなみに、ファンタジーな要素はありません、現実的にやれることで稼いでいます。まあ、神がかり的な一点特化型スペックを持った部員が約数名いますが…。

父が冒険家で自身も父と共に世界中を回った幼なじみ連中のリーダー格にして革命部部長羽月莉音。

学校に入学したその従兄弟で主人公の常識人羽月巳継、,学校一の美少女折原沙織と,無駄に自信過剰でナルシシズムかつ中二病を患っているが真綿が水を吸うようにありとあらゆる知識をあっという間にモノに出来る男春日恒太の3人は入学時いつものように莉音に振り回されほぼ強制的に革命部へ。

革命部は莉音のほか、唯一の部員である三年生の先輩で,どこか抜けているが実は数学オリンピックの優勝者でもある泉堂柚(せんどうゆず)と共に、活動開始。建国に向けてまずは軍事力が必要。その軍事力を得るには一にも二にも資金が必要!

学校の外に部室を作り、PCなどの設備を設置。いざ、革命部の始動開始!

あ、ちなみに、部室は学校のものじゃないし、設備の代金含めていきなり数百万の借金です、返済期限はすぐそこに迫ってます。

という状況からスタート。

ええええええええええええええええ!?

どこの世界に一介の高校生がいきなり数百万の借金スタートする作品がある・・・。

だが、このときは本当にまだ序の口。

正直なところ、作者はこの序盤部分、まじめに書いてないんだろうね。さすがに校門前の自動販売機の設置や,沙織をモデルにしたコスプレ衣装の販売、リサイクルなどのさまざまな事業を立ち上げて半年すらいらずに借金を返済というのは流石にネェよ。

が、金稼ぎはココから本番。作者が企業家という変り種なのをいかした経済世界の仕組みを生かした内容となっております。

とにもかくにも、同じ方向性の作品を私は一切知らないわけでテンプレートがまるでありません。まったく先の展開が読めない。

そのうえでいつも常に綱渡り。会社を設立するのは基本的にギャンブルであるというのをまざまざと見せ付けます。

でも、綱渡りでも毎度最後には勝つだろう? 

そう思う人もいるかもしれない、確かにそうじゃなかったら革命すると言う最終目標は成り立たないという前提がありますが、いつもギリギリって状態で時にはグレーゾーンどころかいやそれもうブラックだからというやり方でを普通に突っ走る場面もあるのにそのうえで資金面でどうしても勝てずに敗北するシーンもある。

そのおかげで、いつどんな場面でも負けるかもしれないというギリギリ間を演出するし、方針がうまくいって買収成功という勝利のカタルシスで読者を盛り上げるのは見事としか。

調子よくぽんぽんいってるなーと思ったら今度は日本をずっと支えてきた裏の実力者に目をつけられヤクザに拉致られて(閲覧削除)な展開があったり。※ヒント。ドラム缶、セメント、海

本当に冗談抜きで一寸先はヤミ。

それと、経済の世界においてある程度企業家としての先見の明があるのでしょうね。

発売された時期的に見て後から知って書いたのはありえないという時事ネタが入っていたりします。

銀行名は作中では別のものですが利率の高さで顧客を増やして破綻した日本振興銀行ネタ。これは9月半ばの出来事でしたね。ちなみにそれのネタがある4巻発売は同じく9月の17日です。

尖閣諸島がらみで中国の暴動があったのは記憶に新しいでしょう。こちらは10月下旬あたりでしたね。 ちなみにこのネタが入った5巻は翌月11月18日発売。

執筆から編集を経て印刷し、発売までのタイムラグも考えると時期的に、ある程度予測できなければかけませんよ。

この上で、企業家としての仕事もあるだろうに、一年で6巻という速筆ぶり。そのうえで面白いのだからこの作品と作者にはただただ私は脱帽するしかありませんよ。

この作品における唯一の欠点は経済の世界を扱うということでの敷居の高さそのものでしょうね。ライトノベルらしからぬあまり何も考えずに読める作品というのでは少なくともありません。

作中においてもろもろ説明はありますが、仕組み、用語、それらを把握してこそ楽しめる作品ですのでまったく理解できないと楽しさがかなり失われるでしょうね。把握してどういった意図なのかというのをきっちり考えて上で読むと本当に面白いのではあるのですが。

個人的にはテンポ的な理由も含め作中で詳しく語るより、巻末をより充実させて個々の用語の説明を詳しくしてもらいたかったのが本音です。もう一度用語解説を詳しく知りたかったとき、そのページ探すの億劫ですし。

6巻巻末にある教科書より役に立ち、新聞より糧になり、ビジネス書より実際的。経済という世界を知る上でこれを目指しているというのは今のところ成功しているでしょうね。

とっつきにくいところはありますがぜひぜひ読んでもらいたい一冊です。


というわけで如何だったでしょうか。

結果はご覧の通りとなりました


羽月莉音の帝国(ガガガ文庫)


10歳の保健体育(一迅社文庫)


はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)(HJ文庫)


百億の魔女語り(ファミ通文庫)


@HOME 我が家の姉は暴君です。(電撃文庫)


ゴールデンタイム(電撃文庫)


変態王子と笑わない猫。(MF文庫J)


さくら荘のペットな彼女(電撃文庫)


夏海紗音と不思議な世界(富士見ファンタジア文庫)

10
なれる!SE-2週間でわかる?SE入門(電撃文庫)

11
あるいは現在進行形の黒歴史(GA文庫)

12
お嬢様のメイドくん(一迅社文庫)

13
うちのメイドは不定形(スマッシュ文庫)

14
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(MF文庫J)

15
GJ部(グッジョぶ)(ガガガ文庫)

16
スーパーロボッ娘 鉄刃23号(ガガガ文庫)

17
BAD(ファミ通文庫)

18
ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック (ガガガ文庫)

19
アンチ・マジカル ?魔法少女禁止法? (一迅社文庫)

20
神明解ろーどぐらす(MF文庫J)

21
地球の切り札(スニーカー文庫)

22
この中に1人、妹がいる!(MF文庫J)

23
りーち☆えんげーじ! -子孫繁栄! 国立栄華学園中等部-(GA文庫)

24
多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん(電撃文庫)

25
エアリエル-緋翼は風に踊る(電撃文庫)

26
笑わない科学者と●●の魔法使い(HJ文庫)

27
踊る星降るレネシクル(GA文庫)

28
女子モテな妹と受難な俺(ガガガ文庫)

29
キバセン!(ファミ通文庫)

30
藍坂素敵な症候群(電撃文庫)


欄外
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長
(盗作騒動さえなかったらほぼ間違いなく20位の中には入ってたんだろうなぁ)


長々お付き合いいただきありがとうございます。

如何でしたでしょうか、納得する方、●が○より上なんてありえないきぃぃっって反応する方、千差万別かと思われますが、私個人としてはこんなところです。

のどもと過ぎれば暑さも忘れるといいますか、去年も後半かなりだれていたのにそれを忘れてまたやるもんだから正直かいてて疲れました。

では、去年と同じ台詞で締めさせていただきます。







二度とやるかっ!

amazon:羽月莉音の帝国


25日

公共交通機関で不用意に読むな危険。

2位

10歳の保健体育(一迅社文庫)現在2巻まで発売中。

「こんにちわ。今日からここの子供になります。はみる、と言います」

ある日、一人暮らし状態の姫武家を訪ねてきた幼い少女・はみる。
ここの子供になるってどういうこと!?と、衝撃を受けた姫武家唯一の子供、静姫はさらなる言葉に打ちのめされる。
「ここのお父さんが私の本当のお父さんだから、私が死んだらお父さんのところに行きなさいって、お母さんが……」

隣に住む幼馴染みのお嬢様・翠蓮や、従姉のダダ甘お姉ちゃん・綾音も巻き込んで、10歳相手の保健体育の授業がスラップスティックな日常とともに始まっていく。
衝撃の問題作(!?)いよいよ授業開始!!

しかしまあ、アグレッシブなタイトル…え、え、えエロはないよ! 主人公はシモネタ言いまくるけどっ。せいぜい小学生が主人公の首に経血をぶっ掛けるだけです!(肩車中に初潮が来た)

作者は竹井10日。 marronのライターですね。

この方、やたらと後の作品になればなるほど、今までの作品のクロスオーバーを当たり前のようにやるので過去作を読了&プレイが必須である上、中二病要素までガンガン追加していくのはそろそろ勘弁してくれないカナ?カナ?

とか、思いつつも追いかけていたのですが、ようやく原点に返ってくれました。

唐突に予想できない言動をする主人公、見開き一ページに一回笑いどころがある台詞回し、キャラクターの引き出し癌まり多くないのでキャラクターの引き出しがあんまり多くないので別人なのだが過去作で見覚えのある設定のキャラ(ぉぃ)…ああ、これぞ竹井10日。

この作品の雰囲気知りたければ、この動画でも見るといいよ。テキスト回しとかギャグの方向性はこの過去作と同等。

この動画見て『ばふぅ!』って吹いて、笑っちまったなら買え、ナニコレ寒いと感じるなら合わないから買わない方がいい。

動画見れない人のために、10歳の保健体育から一部文章を抜粋すると…。

「静姫ちゃん。カレー味のうんこと、うんこ味のカレーとどっちが好きですの?」

「うんこ味のうんこ」

「このスカトロ好きさんめ〜」

前言撤回だ。しかし、なんでカレー食うといつもこのやりとりをしたがるんだろな、こいつ?

「はみるちゃんは、カレー味のうんこと、うんこ味のカレーとどっちが……」

カレーを食いづらそうにしているはみるちゃんに翠連が嬉々として尋ねる。

「うっさいわっ、メシ食ってるときに、うんこの話すんな! 氏賀○太か風船クラブみたいな目にあわせるぞ!」

翠連。すごいしおらしくなった!


「ま、おまえたちにもそのうち分かる時が来るだろうが……」

「全部知っとるわ!」

「本当に全部か?尿道に綿棒を入れるやつもか?」

「すいません、全然知りませんでした」

15、6歳の保健体育は加減が難しいな。

「いや、姫武、おまえ、そんなバカ話はどーでもいーんだよ。大事な話があるんだよ、俺たちは!」

「なんだよ、それを最初に言えっつーんだよ。それなら、より気合を入れて大事な話をうやむやにしたものを」

「姫武の生き方ってロックだよなぁ……。」

「ええい、話が進まん!俺たちが聞きたいのは、姫武綾音さんのことだよ!」

「綾ねぇの尿道の話か?」

「おまえ、一つ坂の天使に何てことを……」

「尿道に変わったあだなを付けてるんだな……」

「尿道のことちゃうわっ!!綾音さんだよ!一つ坂の天使・姫武綾音さん!」


こんな感じ。

好き嫌いが非常に分かれますが、ハマる人にはとことんハマるテキストです。

amazon:10歳の保健体育


24日

まさに強くてニューゲーム。女好きで豪快な主人公による圧倒的な実力で繰り広げられる実に爽快な中二病ファンタジー。

3位

はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)(HJ文庫)現在4巻まで発売中。

異世界から帰還した若者を保護する国際教育機関《BABEL》。剣と魔法の世界《アレイザード》より現実世界に戻った鳳沢暁月は、歴史上初の、魔王を倒した《真の勇者》として《BABEL》に衝撃をもって迎えられる。しかも、その傍らに魔王の娘という美少女を従えて……。何から何まで曰くつきの勇者・暁月の、強くてニューゲーム、スタート。

魔王を倒して世界を救った勇者。ファンタジーRPGでは王道中の王道。主人公鳳沢暁月は別の世界から訪れその世界を魔王の魔の手から救ったのですが、そこに行き着くまでに暗い影がある過去の出来事があり、それゆえはぐれ勇者と呼ばれていた。

物語は世界を救ってみなから勇者と謳われる本来話題も人気も絶頂というハッピーな時に彼本来の世界に帰還と言うかある理由から逃避したところから始まります。魔王を倒した際に託された魔王の娘と共に…。

強くてニューゲーム要するに、すでに技術面も精神面も成長しきっていて成長物語という側面は一切なく、始めっから強大な力を持った状態でスタートするわけです。

ちなみに、強くてニューゲームというのはRPGなどで普通クリア時の能力をそのまま引き継いだ状態でまったく同じ世界で同じストーリーをなぞっていくものです。クリアしたあとだからこそわかる側面をさくっと確認するときに便利なんですよねこれ、後は取り忘れた期間限定のアイテムや称号をゲットするためとか、2周目以降のみの隠し要素だの最近出てきましたネェ・・・。あ、すいません脱線してました。

その世界は幾人もそれぞれ別世界に行っては帰還する人達が多くいた。帰還者は例外なく魔力を初めとした必ずあまりにも強大な力を持っているので帰還者たちをまとめて保護するBABELの中での展開になります。そういった強大な力を持つ勇者達が数千規模いる中でも暁月は魔王を倒したという過去にない例外中の例外の真の勇者でBABELの審査でも魔力は使えずともその能力は規格外と判明。彼のすでに亡き妹として身分を偽ってここに在籍する事になった魔王の娘もその血筋から規格外の魔力を持っている事がわかります。

魔力が使えない代わりに暁月が手にしたのは練環剄気功。気が流れている対象に自由に干渉が可能で攻撃にも防御にも使える万能なものです。えろい事にもなっ。

主人公は女好きで規格外の能力を持つ勇者でタイトルに鬼畜とあることでアリスソフトのランスみたいな下半身と行動が繋がっているタイプと思っていたのですが、どっちかというとシティーハンターの冴羽遼タイプの気配りが出来てそれでいてぐいぐい引っ張ることも出来るタイプ。

初めからめっさ強いは、マメに女に接触するは、ちょっとしたエロイベント(聖水とか、突っかかってきた相手に気で軽く服をひん剥くとか)でやりたい放題。暴走する魔獣を一撃で叩き伏せたり、いやいや、実に爽快です。

そんな彼にもこの世界においての目的があるようで、時々暗い影を落とします。

一巻の時点ですでに波乱万丈ですが、2,3と他の巻も日常と戦闘を交えて異世界からの追っ手やらBABELのランキング戦があったりやらでイベント目白押し。中だるみ?なにそれってくらい目の離せない展開の連続に実に熱いシリーズです。

amazon:はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)


23日

学園の単位を得るため、一発逆転をかけて卒業実施研修にいってきます。落第寸前だからみんなが使うようなありふれた普通の魔術ではなく、今や珍しい魔女術をっ。あ、自分ちなみに性別は男です。

4位

百億の魔女語り(ファミ通文庫)現在2巻まで発売中

「だれ、あんた」「魔女になりにきました。なんて」
全国制覇2回、MVP獲得。クローブでは敵なしの実績を誇るアルト・グスタフ。しかし彼にはどうしても欲しい最後の勲章がある――それは、カイゼル魔術学院の卒業証書。「甲種魔術じゃ競争率高くて即死。俺には乙種魔術の中でもどマイナーな魔女術しかない!」親友ナナイの呆れ顔を尻目に大戦の英雄・大魔女リリカの元で卒業実地研修を受けることになったアルトだが、待っていたのは3人の美少女と……!? ちょっぴりウィッチなファンタジーラブコメ!


話は現代に近い技術の世界だけど、科学ではなく魔術が発達した世界。電気に変わる位置づけであるエーテルという魔術のエネルギーを利用して、自動車、地下鉄、銃などなどこっちでも聞き覚えのあるモノを動かしています。

主人公はずっと部活に明け暮れ、クローブ(作品読む限り恐らくアメフトやラグビーの系列のスポーツ)で全国制覇をしてMVPを取った帝王の異名を持つ主人公アルト・グスタフ。彼が今一番ほしいのはカイゼル魔術学園の卒業証書だった。

勉強は苦手だがスポーツは得意という根っからの体育会系。単位の少なさには目を瞑ってもらったものの、最低でも卒業実施試験をパスしなければ卒業は無理だという。なるべく競争率の激しい一般的でありふれた甲種魔術は無理と判断し、研修先に選んだのは今やカビの生えた魔術である、乙種魔術。さらにその中でもマイナーな魔女術。

研修先は先の大戦で英雄と謳われた大魔女リリカの元へ…女装してなっ!

まあ、根っから体育会系の主人公のガタイで女装というのは当然無理があるわけで、ほうきに乗った魔女の弟子に会って早々あっさり見破られてほうきの上から蹴り落されるという自体に。うん当然だねっ!

何とか研修先に担ぎ込まれて目覚めてみるとそこにいたのは、元がヤギである使い魔で執事、お耳が遠いお手伝いさんのお婆さん、明らかにツンデレの魔女の弟子、色気のあるお姉さんな魔女の弟子、寡黙で無表情なミステリアスな魔女の弟子…。

そしてライバルに姿も中身も猿に変えられてしまった大魔女リリカ。

そんな前途多難な研修先での生活が幕を開けるのでした、と。

もう、そんな前途多難っぷりが実にコミカルに描かれています。何かに雰囲気似てるなーと脳内検索してみたら、ああ、これ楽園の魔女達(コバルト文庫、樹川さとみ著)に似てるんだわ。あちらも魔法使いと魔法使いの弟子達による生活が実にコミカルに描かれてたっけ。あの作品のファンでしたーというなら間違いなくお勧めできます、というか読みやがれ。

さて、体育会系熱血バカのご他聞に漏れず基本、前向き。ちょっとだけしり込みするって部分もありますが基本的にスパッと割り切って前のめりにがんばります。

最初の自身の評価も何とやら次第に弟子たちと仲良くなり仕事を手伝いつつ、研修先の試験『魔女リリカを捕まえる』というのを毎日黙々と続けるのでした。

そんな風に話が進んでいってまあ、普通に最後の当たりにリリカを捕まえ、弟子達と仲良くなって学園後も交流するという話の流れで終わるだろうなーとうっすらと思ってました、いや、ある意味それは間違えてなかったんですが、ええ、要素の一部というなら間違えていない。

とにかくコレ、ミスリードを含む部分がいくつかあり、他にも一ひねり二ひねりとある仕掛けに一転二転とめまぐるしく状況が変わります。

特にラストあたり。いやいやこの着地点はまったく想像してなかったぞ。

2巻はその着地点を生かした作品になっております。こっちは1巻のようにミスリードを含む仕掛けがないので素直に読めましたが、トラブルあれどコミカルな日常という要素はまったく変わっておらず実にすいすいと読めます。ああ、チクショウ、久々に楽園の魔女たちも読みたくなってきた…。

なお、エンターブレインのサイトに主人公の妹側のスピンオフストーリー掲載されているので少なくとも一巻を読んだ後に読むとさらに作品の世界にひたれると思われます。(ネタバレ要素もあるので一巻読んでない場合は読まないでください)


amazon:百億の魔女語り1 オトコが魔女になれるわけないでしょ。



22日

それは、親もいなければ、血の繋がりもない、不揃いな、だけど確かな絆で結ばれた一つの家族の物語。

5位

@HOME 我が家の姉は暴君です。(電撃文庫)

とある事情から親類の『倉須家』に引き取られることになった僕。だけどそこは、血の繋がらない七人のきょうだいたちが住むという妙な家だった──諧謔的な長男、おっとり&投げやりな長女、暴君の次女、スキンシップ過剰な三女、男か女かわからない三男、カメラを手放さない四女に、そして次男の僕。ともあれ新しい生活は割と順調である……次女のリリィが何故かやたらと僕にキツく当たってくる以外は。
 電撃文庫MAGAZINEに連載され人気を博した、ちょっと風変わりなハートウォーミング(?)ストーリー、開幕!


このサイト閲覧者にとってわかりやすい一言で言うと、これ、名作『家族計画』と同じにおいがするハートフルコメディモノです。

両親を事故で失い、葬儀の際に呆然とする主人公『響』が目の当たりにしたのは親戚たちの引き取り手の擦り付け合いと遺産の奪い合いの声。現実感が湧かない響の前に父方の叔母の養子に当たるという倉須と名乗る一組の男女+αが。

みな、自分の事を厄介者に近い扱いをしているのに対し、唯一倉須だけはまっすぐに自分の事を必要だという。

そんな感じで倉須家に引き取られる事に。

倉須家に主人公にとって叔母に当たる両親はすでに亡く、そこに住んでいるのは一癖も二癖もある血のつながりのない6人の兄弟のみ。新参者の主人公だけが倉須にとって血縁関係がある形になります。

この巻で終わるわけではなく、あとがきを鵜呑みにすれば一巻ごとに兄弟の誰かにスポットを当てられたつくりの模様。

今回スポットが当てられているのは次女リリィ。

何かとあれば主人公に不機嫌な顔を見せ、学校では昼休みごとに学食でパンを主人公をぱしらせる。主人公は次女リリィに対して嫌われているとさえ思っていたわけなのですが…。

暴君…、暴君ネェ。 確かに、家族計画の高屋敷青葉と同じにおいがするようなところはある。同じように暴力的なところは確かにあるんだが、あちらのエゴによる言葉の暴力と違い、不器用だけど確かに愛のある暴君でした。

主人公が、この倉須家に着てから何日も経っているのに家族に未だに余所余所しく気を使って行動しているのに対し、彼女のした行動は…。

主人公の部屋に詰まれた未だに開封していない荷物がつまったダンボールにバットでぶん殴りまくるというえっらい過激な行為。

そこで初めて主人公はこの家に来てから気を使うのでもなく、彼女に隠し事も遠慮も一切ない怒りの声を上げるのでした。

それこそが、彼女の狙いだったわけではあるのですが。


「私はあんたの姉なのよ。姉っていうのはね、弟を守るのが仕事なの。だから私は、あんたを守ってあげる。すべての災難から、すべての不幸から、すべての悲しみから、あんたを全身全霊で守ってあげるわ。そのためならね、私は死んだって構いやしないのよ」
「だからあんたはその代わり、私に焼きそばパンを買ってくるの。姉のために焼きそばパンを全身全霊で手に入れる、それが弟の役目なの。わかった?」
「わかったなら顔を上げて泣き止むこと。怒って、泣いて、後は笑った顔を私に見せるのよ」

――ああ、そうか。ようやく、気付く。リリィは――この人は――リリィ姉さんは。
あの日、もうとうに、僕を弟にしてくれていたのか、と。


何だこの姐さんステキ過ぎんぞコラ。暴力的ではあるのですがそれは家族を思ってのこと。読み進めていくにつれその強引さが次第にくすぐったさすら感じ始めてくることでしょう。

まだ家族のエピソードもほとんど語られておらず、まだまだ表面的なことしかわからないわけですが、いったいこの先どんな形で家族の誰かの過去が顔を覗かせ、どんなトラブルが起こるのだろうか、今から楽しみで仕方がありません。

amazon:@HOME 我が家の姉は暴君です。


21日

6位

ゴールデンタイム(電撃文庫)

『とらドラ!』の竹宮ゆゆこ、『イリヤ』の駒都えーじ、強力タッグが贈る新シリーズ!

 晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。
 圧倒的なお嬢様オーラ! 完璧な人生のシナリオ! 得意なのは一人相撲!
 下手人の名は加賀香子。薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染みの柳澤を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。しかし、柳澤からは避けられ、周囲からも浮きまくる。そんな眩しくも危うい香子を放っておけない万里の青春の行方は?


個人的には私たちの田村くん3巻を出してほしかったりしましたけど。それはさておき竹宮ゆゆこ女史のひっさびさの新作だぜひゃっほう。

ヒロインがお嬢様で一人相撲だと?! それ、前作のとらドラのヒロイン大河と何が違うんだよっ。

とか思ってましたが、一人相撲はたしかにどっちもやってましたが方向性が違う。

大河は惚れた相手を思うあまり結果的にどじ踏んで暴走、加賀香子は惚れた相手の立場ではなく自分の理想を押し付ける方向の一人相撲というえらい差だった・・・。

後者は思い切りストーカー気質の思考回路じゃネェか。

ただ、本来はそういった思考回路の子ではなく自身がそれはいけないことだとわかっているもののどうすればいいのかわからない、惚れた相手の前に立つと勝手に暴走してしまうという形で主人公が肩入れしたくなる気持ちはよくわかります。大河と違って素の状態で傍若無人というわけではありませんし。

さて、このゴールデンタイム、ライトノベルとしては珍しく大学が舞台。当然登場人物もみな大学生。

登場人物はある程度テンプレートとして記号化されたキャラばかりといった感じですが、読み進めてみると、記号を意識しつつもどのキャラもそこから逸脱する事を意識しているのがわかります。

相も変わらず描写が見事だーねー。コレ読んでる間、自分の大学時代のすっかり忘れてた雰囲気を映像を見ているように思い出す事が出来るレベルで。文章からにじみ出る大学の雰囲気と喧騒、いつの間にか自分はすっかり忘れてたんだなぁ・・・。

新入生という期待と不安、そして大学ならではのカオスっぷりが見事に表現されています。自分の大学入学当時のかなり細かい部分まで思い出せるくらいに緻密な描写っぷりはただただ脱帽するしかネェよ、よくこんなの文章で表現できるもんだ。大学を舞台にしたマンガやドラマ見てもでもここまで緻密に自らの脳裏にあの頃の世界を展開できたためしがないってのに。

結局のところ、この作品の展開は方向性が違えど、今回も主人公がヒロインのフォロー役に回るという構造なんですね。今回は主人公側にも明らかに伏線となりそうな記憶喪失というトラブル因子もありますのでそっちをどう生かす方向に持っていくのか・・・。

しっかし、いつもながら一度読み出すと最後まで止める事が出来ないパワーを持っていますね。

しかし、冒険だなぁ、この作品。

大学って、高校に比べて自由だけどそのぶん固定化されたイベントってないんですよね。(クラス割、体育祭などなど)

大学という舞台を生かしてどう話をもっていくのだろう。

正直なところ、一巻だけ読むとライトノベルの電撃文庫ではなくより大人向けのノベライズを扱うメディアワークス文庫の方がが合うんじゃないかと思う。

amazon:ゴールデンタイム


20日

革ジャンのファスナーがぶっ壊れた。(つД`)

出社前にね、ファスナーあげてたら何か途中であげることも下げることも出来ない状態になっちまったんだ。

むきー、朝の忙しいときに何を駄々こねてますかこの革ジャンさんはっ!

そんなに部屋に引き止めたいのですかっ、ええ私だってこの部屋で思う存分昨日買ったラノベ&書籍&コミック計10数冊の世界に浸っていたいのですよ。でも仕事なんだから仕方ないぢゃないですかっ!

時間ないからふんぬっって力ずくでやったらぶちっっていって上げ下げする金具が見事外れちまった。

仕方ないから革ジャンは、羽織るだけで出社。

で、先ほど帰宅したので修理。

ファスナー末端部分の金具を外して上げ下げするやつをつっこんで金具戻して終了。

が、こんどはファスナーあげてもそばからファスナーが緩んでピローンって隙間が出来る状態にっ。

おお、革ジャンよ、死んでしまうとは情けない。

うわぁぁぁぁっ。こっちは直せネェよ。

あー、一応ペンチで上げ下げする金具をちょっと潰せば一時的に治るんだけどね。うん、本当に一時的。

なにしろ、一回だけという一時的っぷり。

せめて春まで待ってほしかった! そしたらぶっ壊れても冬物はクリアランスセール真っ只中だから問題なかったのだよっ!

うぬぅ。

うっ、うっ、うっ、こんな形で今月のわずかな生活費が底をつく羽目に陥るとは思わなかった。

ちなみに、さっきまでこの日記兼レビューかいていたらブルースクリーン発動しました。 何だ?今日は厄日か?


さて、レビューに入りますか。

7位

変態王子と笑わない猫。(MF文庫J)現在2巻まで発売中。

横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった! 人生の大ピンチを救ってくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子――「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」「変態さんですね」「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」「!!??」とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり――ん?第6回新人賞<最優秀賞>受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!


MF文庫の初動売り上げが歴代No.1だそうで、この作品。挿絵もそうとううまい方ですし、そのうえ目立つ金帯最優秀賞。そのうえで中身もテンポよくて面白い。口コミも手伝ってあっという間に店頭から消えてびっくりしました。

キャラはそれぞれツンデレ、変態、無表情、堅物という記号があるのですが、そのままテンプレートどおりにするのではなく、そこを飛び越えて生き生きと縦横無尽に駆け巡るんと評したくなるくらい非常にキャラが立っている、実に生きているんです。ストーリーも実に青春しているは、オチが効いていて文句ない。あっという間に読んじまったという印象。

妄想たくましいが建前で取り繕う能力に長けていたため事実を知っている友人以外からは真っ当で勤勉な人間であるという評を受けていた。

そんな主人公が友人お話を聞いて半信半疑で試しに建前のおかげで自由に生きられない悩みを笑わない猫像の前で願ってみると、次の日から自分が何かと取り繕ったりごまかしたりする部分がすっかり消えて妄想を口から垂れ流し状態に。

あっというまに今までの評価が消えて変態王子という称号を得たのでした。

いやー主人公の変態紳士っぷりときたら、凄いね。校内で話題になっている美少女に対してペット志願したりとかレベルたけぇ。どこの橘さん(BYアマガミ)ですか貴方。

そんな変態紳士ップリを披露しまくってる状態に陥ってる中、同時期に笑わない猫像で同じく願い事をしていた後輩がいた。

彼女は本来表情豊かな子であったのだが、願い事の結果表情をなくしてしまった。

困った二人は協力して本来の自分を取り戻すべく協力する事に。

もう、妄想が凄まじい主人公の本音駄々漏れってことで出る会話出る会話が何かにつけてあまりにも煩悩に忠実すぎるんです。あくまで下品でないレベルなので色々通り越して清清しさすら感じますね。たて石に流れる水のごとき主人公とヒロインたちのトークが面白いんです。

ラストまでそこらへんどれだけ痛い目を見ても成長することなく煩悩に忠実トーク。

何かにつけて素直になったのが幸いしてヒロイン達に引かれつつも惹かれるのがよくわかる状況になります。何だかんだ行って主人公変態であってもいい人で面倒見がいい人物には違いありませんし。変態だけど。

ラストは本当にどんでん返し。流石に想像してなかったぞこのオチは。

どおりであのキャラは最後まで愛称で呼ばれていて名前が出ないわけだよ。よもや主人公の変態ップリはラストでNo.2に格下げする展開になるとは…。あのひとマジパネェっす。ちなみに2巻だとNo.3に格下げします。1巻には名前すら出てこなかった陸上部のあの人もさらにパネェっす。

amazon:変態王子と笑わない猫。


19日

Kalafinaの新曲ゲット〜。

ああ、今回もいい曲だなぁエンドレスで3曲をリピート再生。

劇場版空の境界の曲に惚れ込んで以来新譜は大概買ってる。

いい曲なんだけど、毎度独特すぎていざ自分が歌おうとするとどうやって歌えばいいのかさっぱりわからない点だけが難点だがな〜。

え、アニメ盤とやらだと別の曲が封入されてるの? 同じ名前のCDなのに?

ジャケットが違うだけだと思ってたよ。通常版、限定版、アニメ盤ってわけわからんわっ。

…まためんどくさいことしてるなぁ、まとめて同じCDに入れてマキシシングルではなくアルバムで売ってくれればめんどくさくなくていいのに。


9位

夏海紗音と不思議な世界(富士見ファンタジア文庫)現在2巻まで発売中。

「あなた、うちの隊員にならない?なりましょうよ―ていうか、なれ!探検隊員ただ今、ホジュー中。未経験者OKよ」恐ろしく下手くそな字で“探検隊、幕集中!”と書かれた看板を掲げて意味不明な勧誘をしてる夏海紗音。これが彼女との初めての出会い。第一印象は…変な女、だった。幕集中って…。このときは思いもしなかったさ、すでに僕は彼女の能力によって重複世界に誘拐されていたなんて。紗音によって僕のちっぽけな常識が粉々に破壊され、ゲシュタルト崩壊した世界観。信じられないことばかりだったけど、僕は紗音と一緒に世界を破滅の危機から救ったんだ。第21回ファンタジア大賞、読者賞受賞作。


ヒロインがハルヒ系列の唯我独尊タイプで隊員募集中〜とかやってるのでまたけったいな部活を始める学園ものかと思って蓋を開けてみれば海洋冒険モノ。

びっくりした。

ヒロイン夏海紗音は『指向性万有引力』という、自分の望んだものを距離を無視し、現実も、時には時空すら越えて呼び寄せる能力を持っております。それは彼女の無自覚に発動し良くも悪くもいろんなトラブルを呼び寄せえるため、まったりと展開が進むというのとは無縁。

主人公はこのヒロインの能力によりパラレルワールドの紗音がいる世界に呼び寄せられ、戻る手段はヒロインが望む事を叶えるか、殺すしかないという選択を迫られ彼女が船長を務める船に共に乗り込む事になります。

主人公はある理由により人との交わりを良しとせず、積極的には誰かと交友関係を深めようとはせず、ヒロインは非常にまばゆい太陽のようなあっけらかんとした性格ですが寂しがりや。凹凸のような関係で喧嘩をしつつもだんだん仲良くなっていきます。

次から次へと押し寄せる展開に実にわくわくしながら読めました。実に主人公のいた世界に近いのだが、まったくの別世界だということをきっちりと描写されている点が好評価。なんかさ、子供の頃に劇場版のドラえもんを見た感じに近いわくわく感です。

最初のページの時点で主人公が冒険をしたという過去の独白をしているのでENDはすでに決まっていたわけですが、この幻のような、でも確かにあった冒険といった感がある余韻がいいんです。旅の最後は彼女との別れが最初から決まりきっていたけど、それを踏み越えお互いにまた会おうと別れを告げる一瞬の交錯がまた余韻を引き立てます。


…というわけでこれ、絶対に一巻で終わらせるべき作品だったよな。

2巻は2巻で内容好きよ?うん。

でもね、2巻読み始めて早々…あれはちょっと

ネタバレしない程度にどんな感触だったかかなりぼかして大まかに書くと。

冒頭から、やっほー、違う世界にいけるブツを手に入れたから来ちゃった。何か色々あって大変だから一緒に冒険しようよ!あ、それはそうと別世界にいけるブツを時空越えて私の世界に着いたときになくしちゃったから戻れないよ?

…(汗

一巻の別れの余韻、全力でぶち壊しすぎだよママン。

いや、内容自体はそりゃまたわくわくする冒険モノで面白かったですよ? でも、設定自体は物凄く無理やり感が否めない。この冒険に果たして主人公がどうしても行かなければバラなかった必然性はあったのだろうか…。いくら寂しがり屋と言う設定があるとはいえ。

俺が編集だったらまず主人公にあの世界に行くための手段を探させて苦労して時空を越えて彼女に会いに行くって形にするぞ…。どうしてこうなった。



8位

さくら荘のペットな彼女(電撃文庫)現在4巻まで発売中。

自分じゃぱんつもはけない。
そんな天才少女の“飼い主”になりました。

 俺の住む寮『さくら荘』は、学園の変人たちの集まり。そんな寮に転校早々入ってきた椎名ましろは、可愛くて清楚で、しかも世界的に有名な天才画家だという。
 天才美少女を寮の変人たちから守らねば!と意気込む俺だったけど、恐るべき事実が発覚する。ましろは、外に出れば必ず道に迷い、部屋はめちゃくちゃ、ぱんつすら自分で選べないし、穿けない。生活破綻少女だったのだ!
 そんなましろの“飼い主”に任命された俺。って、服とか俺が着替えさせるの!? これでも俺、健全な男子高校生なんですけど!?
 変態と天才と凡人が織りなす、青春学園ラブコメディ登場!!


学園にある、2階建ての古い木造アパートさくら荘。更生の為と言う名目はあるのだが、ほとんど隔離施設読んで差し支えない。そんな問題児の巣窟と揶揄されているように凡人だけではなく奇人変人天才といったバリエーション豊富な面々に振り回せれ、時に笑い、時に泣き、恋をして、苦悩し、そして乗り越えるといった感じになってます。


すっごく平たく言うとめぞん一刻の登場人物を全員高校生にしたもの。や、そりゃ登場人物の個性とかそういったものはまったく違いますよ。でもああいった雰囲気のする方向性の作品です。

凡人は凡人だから天才と比較して凹み、天才は天才としてずれた行動をして世間とのものさしの差に悩みます。万能型の天才はおらず登場する天才は一点集中型。どこかしら特化したそれ以外の部分は著しく欠けており、それが物語りに彩りを添えます。

ただただわいわい日常楽しむだけでなく凡人も超人も等しくどの巻であれそれぞれの理由で挫折の描写をおざなりにせずきっちりと表現するのが印象的です。

それだけに青臭くも熱いです、ええ本当に。

面白いんだけどただ、この作品のタイトルが読者の敷居を上げている気がしてならない・・・。

amazon:夏海紗音と不思議な世界1

amazon:さくら荘のペットな彼女


18日

10位

なれる!SE-2週間でわかる?SE入門(電撃文庫)現在3巻まで発売中。

萌えるSE残酷物語、登場! 「週刊アスキー」で番外編も連載!

 平凡な社会人一年生、桜坂工兵は過酷な就職活動を経て、とあるシステム開発会社に就職する。そんな彼の教育係についた室見立華は、どう見ても十代にしか見えないスーパーワーカホリック娘で!?
 多忙かつまったく優しくない彼女のもと、時に厳しく指導され、時に放置プレイされながら奮闘する工兵。さらには、現場を無視して仕事を取ってくる社長のおかげで、いきなり仕事を担当させられることになり!?
 SEの過酷な実態を萌えかつコミカルに描くスラップスティック・ストーリー登場!


時代は超氷河期、就職難の時代にようやく一つの会社に内定をこぎつけた主人公桜坂工兵

未経験でも大丈夫という、会社のサイト謳い文句を信じてその業務がSEの会社の門を叩く。

自分が割り当てられた課の上司は幼い外見とは裏腹に超スパルタかなり放置主義。唯一の営業マンである社長はスケジュール?なにそれといわんばかりにあれこれ仕事を引き受けては部下に仕事を丸投げ。

というか、社長は出会ったばかりのときの時点で結婚してるかとか家族と欲連絡してるか確認している時点でやばさがひしひしと。

初心者なのにまともに教育すら一から勉強しつつ与えられた業務を期限内にこなす日々。

もう、あたふたしているのが手に取るようにわかるほどとにかく主人公の内面描写がわかりやすいです。 ITというわからない人にはわからない単語のオンパレードではあるのですがそこは具体的に解釈しようとせず大雑把にでも流しておいても雰囲気は理解できるかと。

筆者自身もこの手の業務経験者のようで私自身経験した事のある職種ゆえああ、あるあるとうなずくこと数回。いや、ココの会社の環境よりはよほどのんびりやれましたけど。

現実的な話ではあるのですが、どの巻であろうと実にメリハリがあるんです。実にいきいきとしたリズムの良い文章にすいすいページが進みます。

コレ普通こんな仕事ありえるか、無茶なっって展開の続く細い糸を辿って大逆転というカタルシスがもうたまんねっす。

というか、入社して一年も経ってないど素人の新人がよくここまで成長したなぁ…とは思いますがそういった都合のいいところはまあフィクションということで、ということなんでしょうからつっこむのは野暮か。

SEという職種を視野に入れている人はSEという現場の空気の感じを大雑把にでもつかめる良作です。

amazon:なれる!SE-2週間でわかる?SE入門


17日

11位

あるいは現在進行形の黒歴史(GA文庫)現在3巻まで発売中。

妹の妄想がすべて現実化……する……だと!?

「本物のマリスたんだぁー!!」 隣でキテレツな嬌声を上げているのは吉岡楓子。不本意ながら俺、吉岡英二の妹だ。
「アイシャリア姉さまの上乳眼福だあウェヘヘヘヘヘヘ」
 黙っていれば美少女で通る可憐な容姿を持ちながら、なんで頭の中はこんなに残念な仕上がりなのか。
 そして今、そんな楓子の妄想キャラが、こともあろうに現実化して目の前に……!?

 黒衣をまとった殺戮の天使が無表情のまま俺に告げる。
「英二、わたしと《婚約》しなさい。でないと――殺す」
「なんでそんな話になるんだよ!」
「……殺戮の天使(そういうせってい)だから」
 もう誰か助けてくれえええええ!



美人だけど頭が残念で中二病全開で兄ラブというアホの子な変態妹が日々書き連ねている黒歴史ノートをあまりの妹の駄目ップリに激怒した父親の手によってもやされたときにノートのキャラたちが具現化!

妹大歓喜。

あっちこっちで彼女らが騒動の種をまき始めたという話。うんありがちだ。

私は正直、フィクションの存在が現実に具現化するという話は好きではありません。

それもそのフィクションの話が中二病タイプのファンタジーだと主人公は基本大して力を持っていないので振りまわされまくってそのうえで、おいあんたらフィクションの設定と世界観を現実にまでずっともって行き続けるんじゃネェ郷に入っては郷に従えどころか郷に入っては郷が従えと言わんばかりに日常完全崩壊する形のネガティブな展開を迎える事が多いですから。

結局コレでは、主人公が別の世界に飛ばされるのも大して展開的には変わらないんじゃないかというのが主な理由。

この手の作品は日常という部分を無視しすぎだと思うんです。

ですがその手の不満をこの作品では一切感じませんでした。

戦闘シーンはあることはあるんですが、日常部分の方を決しておざなりにしていません。

具現化したキャラが存在映えるのはこの手の作品の肝ですから当たり前ですが、頭が残念で中二病で変態妹、歳を経てなお美貌が衰えていない母(ただしラブコメ脳)、羆と称される外見で作中一番の常識人の大男である父親(戦闘力は具現化したキャラを普通にしのぐレベル)を初めとして周りの人間が異様に濃いんです。キャラ立ちがまったく負けていない。

日常をきっちり演出し、郷に入っては郷に従え的に展開を持っていくために悲壮感が一切なし。実に会話のテンポがうまくやりとりが非常に面白いです。

主人公は非オタで非常に常識的な人間でことあるごとにつっこみを入れるポジションですが、ろくでもない事に巻き込まれてもへこたれないのが好感触。

普通、主役になりがちなのは黒歴史ノート書き上げた一番存在感のある駄目ップリを見せ付ける妹になりがちなのにここら辺はうまいかと。

ただ、主人公ではないとはいえ一番存在感があるのは頭が残念でテンション高くて変態でブラコンで中二病でアホの子な妹なのでこれを受け入れる事が出来るかでこの作品を楽しめるかどうかがにかかっている点に注意。

下の短編で妹のキャラを掴んでから買うと良い。

http://ga.sbcr.jp/novel/taikenban/kurorekishi_sample.pdf


amazon:あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―


16日

今日は休みだったし、外は晴れ渡っていたのでふいに本屋めぐりしたくなりました。

買おうとしてた本が近隣の書店にないのですよ?

発売日、雪降ってるからめんどくさという理由でアマゾンに頼んでたのですが昨日、メールで『注文数が入荷をメッサ越えてたので発売日とっくに過ぎてますが発想がさらに遅くなるのを勘弁してくだしぃ』ときやがった。慌てて近隣本屋回るも全滅…ばかなっ、限定版でもなんでもない本がそんなに2,3日ごときであっさり?!

スポーツドリンク準備良ーし、携帯パンク修理キット&スプレー缶タイプの空気入れ準備良ーし。

というわけで、午前9時から午後4時までふらふらサイクリングしてきてくたくた。 チョコレートは凄いや、ヒーコラヒーコラバヒンバヒンってなってる状態で食べると身体がかなり回復して動き回れたもの。

ちなみに狙ってた本は買えませんでした。_| ̄|○

精神的にも肉体的にも疲弊しているので夕飯は何とか食ってからぶっ倒れるように寝たいと身体が訴えているので今日の日記更新は早めに…


12位

お嬢様のメイドくん(一迅社文庫)

主人である咲夜お嬢様の命令で、全寮制の名門女子校・鳳翔女学院に通うことになった従者の少年・雪風。女子寮・咲夜荘で女装した彼を待っていたのは、強烈な個性の生徒会メンバーだった! メイド服を身にまとった雪風の、波乱の学園生活の幕が開ける!! 時代のナナメ上を行くオトコの娘ラブコメ誕生!!


天涯孤独の身の上である主人公雪風は幼い頃瑞鶴家に引き取られ日々奉公に勤めていた。 さて、そんな瑞鶴家の息女である咲夜が急に全寮制の名門女子校・鳳翔女学院に誰の相談もなく転校すると言い出したというかとっくに決めていた。 まったく生活能力のない咲夜は雪風を女装させ、いかに自分は生活能力ないか、雪風がどうしても必要だと懇願されては断るわけにも行かず女学院に一緒に行く事を決意。

が、お嬢様は転校直前、その件を知った娘を溺愛する父親が寂しいからせめてという理由で父娘による長期の旅行に行く羽目になり結果、主人公だけがまずはその女学院に通う羽目になり…

ここまでは、正直主人公女装モノのテンプレートとも呼べる内容である、この手の作品に触れたことのある人はある程度中身を想像できるでしょう。

女学院のおエライ人と接触、気に入られる、そして、ちょっとした行動である人に男だとばれるというもうわかりやすいテンプレート展開のコメディ。

主人公は気弱ではあるが自信がないだけでそのスペックはかなりのもの。

またたくまにある条件で時たま見せる統率力、そして奉公で培ったありとあらゆるスキルで学園内を掌握。すげぇすげぇよ。想像してたのと違い、流されるだけというタイプではなくけっこう我があるのですね、この主人公。

このまま一直線に学園を掌握して生徒会長に躍り出るタイプのコメディとなるのだろうな・・・




と、思っていた時期もありました。

咲夜が学園に登校してから自体が一変。

そこで初めて触れる咲夜お嬢様転校の真の理由。長期の旅行の真の意図、なぜ主人公は引き取られたのか、すべての原因となった主人公と咲夜お嬢様の間にある過去。とある理由による心理的呪縛がそうとうな暗さを孕む。

全てがひっくり返り予想もしない方向へ物語が収束。

男の娘で女学院に行く、そのテンプレートな展開を想定させておいてこのどんでん返し。 最初から最後までそういったコメディ展開を期待していた場合騙されたと認識することでしょう。

私は嬉しい誤算と言う認識ではありましたが。

ネタバレになる部分がそうとうきもなのでぼかしますが、そこでその悲しい事実を受け入れた上でお嬢様に理解してもえらえるよう奮闘する主人公。コレがまたカタルシスを覚える展開で心地よいんです。

ああ、成長してるんだなこの主人公…。

男の娘ものと単純に考えて読むと痛い目見るか嬉しい誤算だと認識できるかで好き嫌いが分かれることでしょうね、この作品。


amazon:お嬢様のメイドくん


15日

14位

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(MF文庫J)

この小説は『とある事情で離れ離れになっていた兄妹が、再び一つ屋根の下で平穏な日々を送るようになった様子を、ごく淡々と綴っていく物語』だ。たぶんそんなに面白くはならない。なぜなら兄妹の日常なんて所詮は平凡な――「さあお兄ちゃん、お布団の用意はとっくにできています。さっそく記念すべき初夜を過ごすとしましょう!」「秋子。お前はちょっと黙ってなさい」……失礼、もう一度紹介し直そう。これは主人公である僕が、超ブラコンの妹を初めとする色んな女性たちと――「あ。ひょっとしてお布団じゃなくて、お外でする方が良かったですか?」「いーから黙ってなさい」……えーとすいません、要するにラブコメです! 詳しくはページをめくってみて!


この作品を知ったときの第一印象。

『何ぞコレ!?』

何、何なのさこのタイトル。

とりあえず買ってみたらタイトルに偽りなかった、偽りがなさすぎた…。

ある事情でそれぞれ違う別々の家に2人の兄妹が1つの家を借りて数年ぶりに再開し、2人で住むようになった以後の話。

どのような事情なのか、どうゆう水面下の計画の下この兄と妹が一緒に住むようになったのに成功したのかなどはこの作品では語られない。きっとのちの巻で語られるのでしょうけど。

妹は向こうの家でしっかり躾けられて折り目正しい大和撫子に育っていたのだが、兄に対しては重度のブラコン炸裂。

ページ開いて早々、再開したばかりの実の兄に初夜を要求する妹って…。

妹が風呂に入れば、しばらく経っても覗きにこない事に腹立てたり、夜中に寝ようとすれば夜這いかけようとしたり、何だこのわかりやすい変態妹、いいぞもっとやれ。

兄は妹を流石に女性として意識しているわけではありませんが家族としてはとても可愛がっているので必然的にいちゃいちゃ状態に。ある意味、ブラコンというテーマがある作品としてはベタではある。

さて、妹の学校に兄が転向して来た形になったのだが、妹が所属する生徒会の面々も兄を気に入ったようでそれぞれ個性溢れる言い寄りっぷりと彼女らの会話の応酬に思わずニヤニヤ。

そんな個性溢れる面々の中に振り回されるで、前の学校で親友だった春臣との電話だけが一服の清涼剤だったわけだが…うん、予想してなかったわけではないよ、そうなんだけどそうきたか、いやある意味ベタなんだけど実は●で○○に○○してくるのか。

そして最後の最後のページで全てぶち壊す物凄い爆弾な一文が。

これ、いきなりこの巻で出していい代物だろうか。


13位

うちのメイドは不定形(スマッシュ文庫)

高校生として普通の生活を送っているトオルのもとに、家を出て行ったきり戻ってこない考古学者の父親から突然、大きな宅配便が届けられた。  南極発のその荷物には、40キロほどの玉虫色の塊と「荷物の中身をお湯につけて三分間待つこと」という指示書が。  怪しみながらも、謎の物体Xをお風呂で温めるトオルの前に現れたのは、なんと可愛らしいメイドさん!  テケリさんと名乗る彼女は、トオルの身の回りを世話してくれることに。     トラブル続きではあったけれど、御奉仕精神いっぱいのテケリさんとの新生活にトオルが慣れ始めてきたころ、彼らの生活を脅かす魔の手が迫ろうとしていた……!  ストーリー原案と設定考証を、クトゥルフ神話研究家の森瀬繚氏が。  イラストは『狼と香辛料』でおなじみ、文倉十氏が担当。


クトゥルフ神話を基にしているラノベといったらニャル子さんをまっ先に想像してしまうため、どんだけカオスになるのかと思いきやあっちと違って常識が崩壊しているわけではなく、ハートフルないいお話でした。

テケリさん、いい子や…。

テケリという単語でわかる人はわかるでしょうが、正体はショゴス。

人間じゃないのでちょっと実際目の前でみたらびっくりするようなことはあったものの、学習能力も高くて非常に素直なのでニャル子さんのような主人公的に危ういと認識するような行動をしません。

転校生の同級生とは一悶着あったりもしますが、あんまり後ろ暗い舞台背景の部分はほとんど表立って出てくることなく存分にハートフルなコメディを最初から最後までほっとくつろいで読む事が出来ました。

スマッシュ文庫は去年創刊したばかりなので、この調子で良作をいくつか作ってシリーズ化できる作品を何本も出してほしいな。

今のところそれなりに評価されてシリーズ化決定しているのはこの作品と、読んでませんが『彼女を言い負かすのは多分無理』だけという状態ですし。


amazon:お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ

amazon:うちのメイドは不定形


14日

16位

スーパーロボッ娘 鉄刃23号(ガガガ文庫)

私、スーパーロボッ娘。強うございます。
「弥茂祢のすべては貴方様のもの!あんなところからそんなところまで!あまつさえこんなところまで、す、べ、て!」こいつが今日から僕の下僕になったスーパーロボッ娘。なぜ一人暮らしをしている、僕(高校生)のところに来たのかは知らん! エロトークをやめようとしないのが大変迷惑!?であるが、僕の言うことをなんでもきくという。「一緒にお風呂に入れ、とお命じにはならないのですか?」命じないよ! まあ、だとしたら……僕はいったい何を命令すればいい? わからんことだらけ、エロトークだらけの共同生活が始まった!


諸事情で一人暮らし中の主人公の下にメイド服に身を包んだ鉄刃23号鉄刃斎弥茂祢(てつじんさい・みもね)というロボッ娘がやってくると言う話。

何で、主人公に彼女を呼び寄せる腕時計が送りつけられたとか物語の重要ポイントは総じてスルーされているが、それが気にならないレベルでトークの掛け合いがとにかく面白い。本気でくだらない駄弁りを延々と続けているだけなのですが地の文あんまりなくてもとにかく楽しめる。

生まれたばかりで感情を実装していないということで無表情のロボッ娘だけあって本心なのか冗談なのか推し量れないエロトークと行動にドキッとさせられたりと、ユーモアと遊びとブラックジョークを織り交ぜながら人とロボッ娘との間に家庭事情で人間不信に陥っていた主人公が段々心を開いていくハートフルコメディ。

パロネタなども時々出てきますがそれはあくまでアクセント。ほぼ、弥茂祢による親愛溢れるエロトークエロジョークで構成されております。

あまりのエロトークの多さに命令でエロがらみの言動封印すると

春日井鷹斗が鉄刃斎弥茂祢に命じる。日本に帰るまでは、エロトークもエロジョークも一切禁止だ!」
「ぐはぁっっ」
 空母より強いロボッ娘が、なんでそんな命令でダメージ受けてるんだよ。
「鷹斗様、今のショックで弥茂祢の戦闘力が三割減となりました」

どんだけ、エロねたが好きなんだこのロボ…。

エロトークといっても放送禁止用語連発ではなく、「一緒にお風呂に入りませんか?」レベルの軽いレベルのものなのでシモネタ嫌いという人でも問題ない。

主人公と弥茂祢以外にも登場人物はいるはずなのだがほとんど空気といっていいレベルになってしまうほど、この二人の掛け合いが面白い。

不満があるとすれば後半の展開がやや超展開で弥茂祢が勝手に大活躍してあっという間に進みすぎるという点。それはこの作品のきもが主人公と弥茂祢の掛け合いなのだと再認識できるほどで、それぞれ単独で行動してたら面白くもなんともないわ・・・。


15位

GJ部(グッジョぶ)(ガガガ文庫)現在4巻まで発売中。

ライトノベル史上初! 四コマ小説誕生!? いつもの放課後、いつもの昼休み。高校生の僕、四ノ宮京夜が過ごすのは、個性的な四人の彼女たちとの、ゆるふわな時間。今日もいつもどおりです……。
生徒総数千人を超えるマンモス高校、その木造旧校舎の一室にある正体不明の部、GJ部に強制的に入部させられた四ノ宮京夜。そこで彼が出会ったのは……背は低いが態度は大きい部長の真央、ゲームの天才で大人っぽい女性の紫音、のんびりマイペースなGJ部の世話焼き係恵、いつも腹ぺこ不思議な綺羅々……!
ライトノベル史上初の萌え四コマ的小説登場!? ショートストーリー36話収録!


アイディアの勝利だよなぁ…。

4コマ的小説と銘うってあるように、一話につき必ず4ページ+2ページに小さなカットイラストと些細なプロフィールという流れで構成されています。

部活モノの作品は目指せ全国大会といった目標を掲げて粉骨砕身努力と仲間と切磋琢磨するタイプと日がな一日部室などで友人とだべってだらだらするタイプの2つありますが、間違いなくこの作品は後者のタイプ。

何事にも素直すぎるまでにあっさり信じて場の雰囲気にあっさりと流される主人公四ノ宮京夜(♂)と強烈な個性を持つ4人の女性部員とGJ部という謎の部活でのゆるゆるーな、部活の日常。

大きなイベントが起きるわけでもなく、ささやかな日常と部員達との駄弁りを描くだけの作品。

とにもかくにも、敷居が低く、とっつきやすい作品です。なにせ、一話4ページで終わるのでちょっとした時間の合間合間に読みやすい。

まあ、それゆえいわゆる書痴と呼べるような方には非常に物足りないでしょうが。


amazon:スーパーロボッ娘 鉄刃23号

amazon:GJ部(グッジョぶ)


13日


18位

ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック (ガガガ文庫)現在2巻まで発売中。

殺しの才能にあふれた17歳の少年リョウトは、やっかいな任務ばかり負わされる特殊部隊・国防騎士団に所属していた。ある者から命を受け、望まずしてエルフの少女フランカをさらい、部隊全員で拷問することに。心を殺して職務に向かおうとするリョウトの耳もとでささやかれた「助けて、兄様……」という少女の言葉。それを聞いた瞬間、彼は我を忘れて任務を放棄し、フランカを連れて逃亡してしまう。彼もまた、愛しい妹をもつ兄だったからだ。

国に背いて逃げた以上、逃げきれなければリョウトとフランカを待つのは死。
リョウトを討つべく追う、かつての仲間たち。
ある重大な秘密をもっていたフランカ兄妹。
国防騎士団の背後で渦巻く陰謀。
逃亡の旅のなかで、心を通わせていくふたり――。

鮮烈なるダーク・ファンタジー。
天に竜が舞うとき、地上は血と炎の海に包まれる。


タイトル長ぇ…。もう半分くらいで簡潔なものにどうしてできなかったんだろう。

今はラノベで数がだいぶ激減している古きよき剣と魔法のファンタジーもの。ロードス島戦記などと同じ方向性ですね。

主人公はとある国で特殊部隊に所属、と聞くとどうしても現代的な軍のものを創造してしまいがちですがあくまで中世風味な剣と魔法の世界のもの基準。

どちらかというと任務内容が忍者に近いですね。

国を守るため日々の任務に追われている中、いつもと方向性の違う任務をおったときに運命が回りだします。

任務とはいえ、罪なき姫君を拉致して拷問という任務に苦悩するというインパクトが凄い。

ロマンスとあるように主人公が殺伐とした世界でとらわれのエルフの姫君を救い出し、彼女の国への逃亡劇といったありきたりなものではありますが、戦闘描写と構成力、あとは小道具の描写能力に非常に長けた文章で、その世界観の匂いすら文章から染み出してくるようでした。

剣と魔法の世界ではありますが、その魔法も現代兵器に置き換えるような扱いなのも斬新ではありますが違和感も感じない扱いなのは見事。それゆえ中世的な世界観でありながら近代的な戦闘展開で、異色ともいえる組み合わせなのに破綻することなくしっかり堅牢な世界観に溶け込んでいる。

ただ、ラスト周りがややあっさり目なのが弱かったものの、十分歯ごたえのある古きよきファンタジー作品でした。


17位

B.A.D. (ファミ通文庫)現在4巻+短編集1巻まで発売中

残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー!
「繭墨あざかは殺される運命にあるんだよ」。強力な異能者である『繭墨あざか』として生まれた少女は告げた。僕、小田桐勤の上司である彼女は、尊大な態度で真理しか口にしない。常にゴスロリ服を着て、チョコレートばかり食べ、僕が悲惨な目に遭おうとも笑っていられる少女だ。だけど、いつも僕の傍にいてくれる。だから願った。「生きたい」と――第11回えんため大賞「優秀賞」受賞作が堂々登場!


表紙のヒロインのゴシックロリータの黒と朱の唐傘という異様な格好がまず目に止まります。

なんという和洋折衷。

異様ではあるのですが、想像以上に映えるんですねコレ、不気味という成分を多々含みますが。

さてこれ読んで真っ先に思いついたのは日本一ソフトウェアのゲーム『流行り神』(PS2、PSP)。

主人公は霊能探偵事務所の職員であり、それゆえどの事件も霊が関わってて調査のすえ解決に導くという流れがどうしても共通点多めで読書中頭をあのゲームがちらちらと。いや、向こうは刑事でこっちは探偵ですが、うん。

もっともあっちと違ってこの作品、事件解決してすっきり・・・ということもなく解決したら解決したで知りたくもなかったどろどろした真実がさらけ出されもっと不幸になるor別の方向で不幸になるといった具合で欝で救いようがない。

この作品、一冊に複数の事件が章ごとに区切られて載っているのですが、最初からして、事件の依頼内容が姉が飛び降り自殺。しかし自殺して病院に運ばれた姉の体は消失し、その後消えてしまった姉の臓器の一部だけがその自殺現場に落ちてくるというもの。依頼者は自殺者の妹なのですが、姉を愛しているから自殺している姉を自らの手で殺したいというもので(滝汗

こんな具合に登場人物はみなどこか壊れているか、正常ですでに狂気を発している連中ばかりで面白いのに何か読み進めるのがつらいという矛盾した状態になりました。

同じページ数の本なら大概は2〜3冊くらい読破している時間でようやく一冊読み終えたといった具合。いえ面白いんですよ?

ドロドロな人間描写や救いのない展開やなにやらがきっついだけで。

貴方がヤンデレが好きなら買っても大丈夫です。

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12日

さて、去年はいくつ小説を買ったやらと確認してみるもやっぱり普通に百冊超え。

いやー、コミックス小説合わせて400冊以上読んでたのね…。

コミックスより2〜3倍小説を買うので恐ろしい数になるな。

というわけで、今年もせっかくだからTOP20を下位から一日1〜2冊ずつピックアップして紹介してみようかと思います。

まあ、去年の1月にやったやつに比べ一日の冊数がすくないのは時間的な理由で勘弁してください。

前回同様あくまで去年に新しく始まった作品であってそれ以前からあった既存の作品の新刊は除きます。

なお、てめぇ、何でこの作品がこの順位なんだ頭足りてねぇのかという類のつっこみは頭悪いので却下。


20位

神明解ろーどぐらす(MF文庫J)現在4巻まで発売中。5巻で完結との事。

小学・中学と学校のすぐそばに住んでいた池田十勝は、いつもクラスメイトたちが下校時にあった他愛ない話をするのにまじれず、疎外感を味わっていた。そんなわけで遠くの高校へと進学した十勝は今日も、女子ばかりだけど曲者ぞろいの下校友達と一緒に校門を出るのだった……。くだらない話をしながら道草する! ひたすら無意味でフツーな下校を満喫したい、そんな十勝のアフタースクール・ライフ!! たぶん、きっと、ラブコメです!!

とにかく、下校、下校!

主人公・十勝は下校に並々ならぬ情熱を抱いているとても残念なヤツでとにかく作中では何をするにも下校を念頭に置いた思考回路。その熱い部分の方向性が偉く間違えている…。

物凄く美人だが極端にネガティブな千歳、常時ナルシストで男を見下す気がある丹下、常にハイテンションの咲の3人の下校仲間達とともにくだらない話をしつつひたすら道草をして下校を満喫するのほほんとした日常雑談系といったゆるゆるーな作品です。

いくらいままでまともな下校と呼べる下校したことないからってよくもまあ、下校という行動にありとあらゆる情熱を注げるものだと感心してしまいました。

時にプッと笑いがこみ上げてくる肩肘の力を抜いてゆるゆる〜と楽しめる作品かと思いきや。千歳がずっと探していた尋ね人の正体が明らかになる3巻の後ろあたりからゆるゆる〜な展開ではなく変則的な3角関係のラブコメに!

…あの時はこの3巻が急展開を迎えていた、そう思っていた時期がありました。

4巻にはラブコメどころか思い切りゆるゆるとは完全に別のベクトルにシフトしてシリアス中心の展開に。○○○の話が出て、尋ね人の目的があきらかに。

それに伴い千歳が(閲覧削除)になりかねないという突拍子もない展開にっ!

1〜2巻読んでたときにはありえない緊迫感にびっくりしました。いい意味でのびっくりではあるのだが、どうしてこうなった・・・。

まだ読んだことない方は1〜4巻まで一気に読んでしまう事をお勧めします。


19位

アンチ・マジカル〜魔法少女禁止法〜 (一迅社文庫)

魔法少女禁止法』制定から10年。一切の魔法少女活動が禁止された世界で、引退を拒否して非合法のまま活動を続ける魔法少女がいた――。
気弱で女の子みたいな所のある少年・佐倉真壱は、彼女に助けられたことがきっかけで女装魔法少女となり、元魔法少女達を狙って起こる事件を追いかけることに……。

90年代に活躍していた魔法少女が法によりほとんどいなくなった世界で今も唯一孤独に活動する魔法少女おしゃれ天使スウィ〜ト☆ベリー(24歳)。

ドジッコだった過去の面影はもはやなく、容赦なく問答無用で本来は異世界の人外の敵に向けていたその圧倒的な武力をもって暴力団や麻薬に関わる道理から外れたあくまで『人間』に対し制裁を続けます。もちろん魔法少女が規制されているので悪人どころか警察を敵に回しつつ。

そんな彼女に助けられ、憧れを抱いた主人公(♂)が幼なじみのヒロインから亡き姉のステッキを借りて魔法少女になる事に成功。魔法少女サクラとしてベリーと共に活動をする事になります。

そんなある日のこと、元魔法少女の金城マリーの訃報が伝わり、これは殺人と断定して近況がわかっている元魔法少女の元に赴き情報を収集しつつ事件の調査をする事に。

魔法少女と一応銘うってありますがやたらシビアなんですけど、コレ。

元がつくとはいえ魔法少女が悪人の指をへし折ったり、極度のストレスで心がぶっ壊れたキチガイと化した元魔法少女が内部から拳で建物破壊しまくったり、一般人であるヒロインが強面に強烈なボディブロー食らってげろ吐きつつ拉致られたり、個人情報バレしたとある魔法少女がそのファンたちの手によって変身してない状態のときに拉致監禁されて殺されるとか…(滝汗

魔法少女禁止法とタイトルにあるように法によって魔法少女が規制され、大抵はステッキなど変身する道具を置いて引退したものが大半の世界となっております。一部、法を破って魔法少女をしているものがおり、一応は魔法少女モノではあるのだがメルヘン?なにそれ、といわんばかりに血の匂いがしそうなシビアかつ暴力的な作品となっております。

この一巻の終わり方がまだまだ謎が残ってるのにぶん投げた終わりかたしているのですが、作品のラストがどうなるのか想像も出来ない…。

魔法少女としての補助的な力を使用できるものの、事件はあくまで現実的に起こりうるものばかり。そこらへんをごまかさずきっちり書いてあるのが特徴的ですね。筆者がブサイクで夢幻廻廊のライターな人だししょうがないか・・・。

ちなみに、名前をアレンジしてあるものの登場する魔法少女は全て元ネタがあります。魔法少女な作品をあんまり知らないのでせいぜいセーラームーンやレイアース、カードキャプたーサクラくらいしかわかりませんでしたが、一部成功者はいますがどれもろくでもない状態になってるのが多いわ・・・(汗


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11日

ほう、動物の未来の進化予測とな?

エリマキトカゲさんまじかっけー!

基本、鳥類が陸で生きるようになって水中で生きている生物が陸に上がってばっかりじゃないか!

カタツムリとイカは恐ろしいほどアクティブに。

ちくしょう、夜中なのに笑ってしまったじゃないか!


10日

夢、夢を見ている

トイレの便座の前に行ってチャックを下ろす夢を…

ってあかーーーーん。

よし、起きたな、私!

ぐっジョブ、私。ついでに(ぴ〜)がビックの術(ワルキューレファンに謝れ)を使っているのもGJ。

膀胱がパンパンだぜって状態でした。

一歩間違えたらお布団が宝の地図になるところでした。ふう・・・

トイレ行って戻って、目覚まし見るとまだ時間に余裕あるなーと再度寝る前にかるーく、本を一章くらい読んでみる。

目覚まし時計をちらっ。む、まだ時間あるな。

さらにもう一章。

ちらっ、まだ大丈夫か、おやす……あれ?

この時計さん…針が動いてないんですけど。

この目覚まし、アラームセットした状態だと秒針が12のところで固定になるのです。寝るときに邪魔になる可能性がある秒針のカチコチという音を立てないようにする配慮の設計なのでしょうけど。

電池が外れてないかチェック…外れてないってことは切らしたのか。

危なかった…気がついて本とーーーーーに良かった。


9日

世界最大、洞窟の中にあるジャングルが発見される

洞窟の中にジャングルってなんじゃいーー!

ココの植物は光合成とかどうやってるのかなっ?かなっ?

ふおー、ジャングルなんて出来るぐらいだからと思ってたけど、写真見る限りメッサ広いー。

廃墟とこういった洞窟は男心をどうしてこうも刺激するのだろう

こうも広大だと、巨大な生物とか新たに発見できてもおかしくないよねっ。

恐竜の生き残りというか進化しているがその名残を持つ生物とか出没したりしないかな。

奥に入るのは技量が要るだろうからちょっとだけ中を見てみる程度でいいから堪能したいなぁ。


8日

シフトで今日は休みだったわけだが、その所為かほぼ一日ねまくりって状態ですげぇ損した気分に。

平日に比べ休みの日に寝すぎるのって身体によくないのにねー。

今日の外出も整体に行ったときだけ。

その後買い物して部屋に戻って寝っころがって本を読んでたら、あっさり睡魔に襲わればたんきゅー。

おきたらすっかり日が暮れてましたとさ。

チョコラBBを毎日摂取しても直らなかった口内炎が起きた後に治りかかってるのだけはよかったと感じたけど。


7日

生活に困窮して性風俗に…。

とか言うのは良く聞く話ですが、こんなものが。

【どこへ行く日本のAV】孤児2名の母がボランティアのためにAVデビュー

(;´Д`)

…。

企画者出てこーーい!

ちょ、だれがこんな泣ける煽りのAVほしがるんだよ、そういったシチュエーション大好物ですって奴どのくらいいるとおもってるんさっ。

このあおりが実際本当だったら観るの凄い罪悪感と背徳感に襲われて興奮なんざできませんわよっ。凄い、重いです。

というか、ネタでもこういったあおりをつけれる神経が理解できない。

仮に凄い自分好みの内容だったとしても、でもそんな背景が…って脳裏に浮かぶともう興奮できないでしょうに。

うん、フットワーク軽くて流行のものを面白おかしくアレンジするのが得意だというのはもうよくわかったからコレは没にしたほうがいいだろうよ。


6日

グルーポンの「おせち」がついにフィギア化!見事な再現率に絶賛

うわぁ、ほんとうにすげぇ。

丁寧に汚く作ってるという表現に笑いがこみ上げてくる。

ただ、微妙に色鮮やかじゃないかな。だって、ホンマモンはクール便使わなかったおかげで腐りかけてたとか聞いてますし。

小物として使う分に腐ってない方がいいという判断なのかしら。

しかしまあ、グルーポンはあれだね、叩けば叩くほどどんどんほこりが出てくる状況になったなぁ、このおせち問題以降。


5日

一見カラダに悪そうだが、実は健康によい11のこと

1〜4まではなんとなーくわかる。

怒るって行為はすっとする部分はありますからね。 大声でヤッホーと言うときのすっきり感に近いですし

もっとも4は人間関係にヒビ入ってそれが下でストレスになりそうな気がしないでもないですが。

さて、問題なのが5以降だよなぁ。

どれも、駄目人間的な部分をかもし出しまくり。いやそれいったら4もなんですが、あれはまだ判る部分もあります。

ようするにだーらだらして、掃除を一とした家事を放棄、ギャンブル依存、何かあると罵声を浴びせかける人間は物凄く健康的なんですね…ってあれ?

テンプレートな酒びたりのおっさんが瞬時に頭に浮かんだんですが。

8に炭酸飲料があるので日本酒ではなく日がな一日ビール飲んでるって事にしてみる。

…どう考えても不健康だよな。身体に悪そうで実は健康的ってイメージにどうしても結びつかないです。

日々の刺激に時々実行してみるといいですよってレベルと認識するくらいがちょうどいいんでしょうね。


4日

オークションでDVD落札してクロネコメール便で発送頼んで発送通知が着てから一週間経つのだがポストに未だに来ない。

おっかしいなぁ・・・。

自分が書き込んだ住所を確認してみるも間違えていない。

次に追跡番号で確認。

『28日投函完了しました』

…!?

ちょ、え?え?

さすがに出品者の責任ではないだろうし、どうすればいいのこれ・・・。

とりあえず、クロネコに連絡か…。こーゆうことって起きるものなんだなぁ。


3日

気がつけばもう節分か〜。

さて、落花生も買わんとな。

…むう。やっぱ岩手と違うな。

節分といったらあっちだと落花生メインに売られているのだがるのだが、こっちだと福豆メイン。鬼のお面がセットになってるのも福豆。 落花生はすみに追いやられている。

岩手川の風習に則り落花生かいました。

さて、お昼は恵方巻きっと。2011年の場合の恵方巻を食べる方角は「南南東やや右」

地図で確認後、方角良ーし。かぷかぷかぷっ。

『ぽみぱーぽとっ、ぷぷぱーぷちっ!』(かぶりつきながら豆まき中)


2日

韓国でウンチが大ブーム! ウンチ焼きを食べる韓国ギャルたち

え?

そりゃ、暴動でうんこ投げるのがデフォだったり、あそこはうんこを使って酒作ったり(トンスル)、うんこのなかでエイを醗酵させて食したり(ホンタク)しますが、ウンチを焼いて食すとな?!

いや、一応、あれは食材に加工する事が可能らしいですが、だがしかし…だがしかし…。

とか思って、ガクブルしながらリンク先を見てみると。

>韓国では日本のタイ焼きブームにあやかり、「ウンチ焼き」なるスイーツが人気なのだという。

( ゚д゚ )

えええ・・・ほっとしたような、なんでよりにもよってたい焼きにあやかってるのにうんちを型として選択するのかとかつっこみどころ満載じゃネェか。

しかもリアルを追求するだと!?

遊び心というのは大切ですが、ウンチをリアル追求せんでください。いや、韓国らしくはあるが・・・日本じゃありえんよなぁ、ちょいと擬人化する程度だわ。


1日

数年前に464jpとかいうマンガが多数ダウンロードできるサイトが潰れたが、まーたその手の書籍を自由に閲覧できるサイトが。

baiduライブラリ

…。

この手の違法サービスってつぶれてもつぶれてもぽこぽこ出てくるよなぁ。

えーと、ガイドラインは…え゛。

>バイドゥは、一貫して知的財産権の保護及び関係法令及びルールの遵守を重視しており、海賊版など違法コピー品の撲滅を掲げています。

( д) ゚ ゚

誰でも閲覧できる状態にしておいてどの口がそれを言うかっ。

とか思ったら、これの本社は中国らしい。心の底から納得してしまいました。

もしかしてこれ、海賊版とかではなく正規品からスキャン取ったから著作権違反ではないという思考回路なのかしら。


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